腎臓病について その1

腎臓病といわれたら食生活を見直しましょう! その1

■腎臓とは・・・
腎臓は背中側の背骨の両側の腰の辺りに1個ずつあり、ソラマメのような形をしています。
腎臓は主に「ネフロン」という小さな機能上の単位の集合体です。
ネフロンは、「糸球体」という毛細血管の球体とそれを包む薄い膜「ボーマン藁」、ボーマン藁から出ている「尿細管」から成り立っています。

腎臓病
腎臓の働きは、血液中の老廃物を排出し、体内の水分とその内容(ナトリウムやカリウム、リンなど)のバランスをとったり、血液の酸とアルカリの調節、造血ホルモンの分泌、血圧の調整、カルシウム代謝に関わるビタミンDの活性化などで、体をいつもも良い状態に保つようにしています。

腎臓病には様々な種類がありますが、慢性糸球体腎炎、腎不全、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症などが代表的な疾患です。
ゆっくり進行する腎臓病では自覚症状が出にくく、尿や血液の検査で異常が見つかることがほとんどです。
■治療の方法は・・・
急性の疾患の場合は、原因を取り除いて安静にし、食事療法、薬物療法などを行います。
慢性の腎疾患の場合は、腎機能を少しでも長く正常に保つことを目的とします。

腎機能低下が進み回復が見込めない場合は、人工的に血液を浄化する透析療法や、腎臓移植という方法があります。
腎臓病はその種類や原因、程度が実にさまざまで、主治医とよく相談することが大切です。
■タンパク質、塩分、エネルギーの管理をしっかりと
食事療法は病気の進行を抑えるための重要な治療法です。
カリウムやリン、水分の摂取制限が必要なこともあります。

ポイント1 タンパク質コントロールのコツ
腎機能に合わせてタンパク質の摂取制限をすることがあります。
タンパク質を摂取すると老廃物となる尿素窒素やクレアチニンなどが増えて腎臓への負担がかかるためです。

上手にタンパク質制限を守るには
主菜はボリュームアップして
骨付きや殻付きで盛る、薄切りの肉や魚は野菜類を芯にして巻いて調理する、衣をつけて揚げる、などでボリュームアップしましょう。
特殊食品を利用
タンパク質の含有量を通常の1/10~1/20に減らしたごはん、麺類、パン、でんぷん製品(はるさめ・くずなど)を利用すると便利です。

ポイント2 塩分コントロールのコツ
高血圧やむくみ対策として塩分をひかえます。
高血圧がある、または少しすすんだ慢性腎臓病では1日6g未満の摂取量を基本としますが、治療は個人差がありますので必ず主治医の指示に従って下さい。

塩分のとりすぎを防ぐには
酸味・香り・辛味を上手に利用
酢、レモン、だし、こしょう、唐辛子、カレー粉、にんにく、ねぎ、ハーブ類、焼き物の香ばしさなどを利用しましょう。

加工食品を減らしましょう
料理には新鮮な材料を使うのが理想的。
食べるときに表面に味をつけましょう。

汁物・麺の汁に注意
汁物は1日1杯以下、麺の汁は全部飲まないようにしましょう。

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